今年も東日本大震災復興支援「秋刀魚炭焼きパ~ティ」の日がやってきました。毎年恒例になってきました。昨年は秋刀魚が不漁だったため、ホタテになりました。しかし今年はちょっと小ぶりでも秋刀魚が石巻から届きました。
大江教会と被災地東北宮城は距離的には遠いです。しかし、皆さんが私たちルーテル教会支援「となりびと」で出会った被災者の方々を覚え、忘れずに支援して下さることに感謝しています。「つながり」「忘れない」。これが被災地におられる方にとってどれだけ力になっていることでしょうか。まだまだつながってやれることはたくさんあります。
先日のことでした。ある被災者の方から電話をいただきました。「被災地で米作ったんだけど売れないんだよね。農家さん大変そうでさ~」と。私たち救援活動で田んぼの瓦礫処理も手伝いました。その田んぼには塩水が入っており、もとの状態に戻す塩抜きをするのに10年かかる。農家はこの10年売れないコメを植え続けるとお聞きしました。はじめは塩害復興米として売れていたのかもしれません。しかしもう3年です。きっと忘れかけている頃でしょう。「わしら農家は米つくらんと生きて行けねっぺさ」という言葉を思い出します。漁師さんは「漁師は漁師をやめられねえ~それしかできないっちゃ」と。ワカメも、水産加工もそうなのでしょう。私たちが購入できる数なんて知れています。しかし、それでも購入することで忘れていないということをお伝えできます。我が家ではコメを30キロ注文しました。どうせ食べるのですから。
私たちキリスト者はどうでしょうか。「となりびとは、となりびとしかできない」。だからどうすればとなりびとになれるかを考えます。イエス様がとなりびとであったように手本をみながらみ言葉に従って「となりびと」であり続けるのです。