聖アウグスティヌスの言葉に「空っぽの教会では神もお喜びにならない」というものがあります。砂漠のいたるところに教会を建てようと駆けずり回っている聖職者に向かっての言葉です。私にとっては「多くの人がこない教会では神はお喜びにはならない」と聞こえました。
教会をどんなに整備しても、教会をカフェにしても、人がこなかったら無駄になります。数値目標を出すたびに「教会は数ではない」といわれます。しかし、数値成果がでなかったなら教会の動きや成長はどうやってわかるのでしょうか。やっぱり人の出入りの多さ、礼拝出席の増加によって、改革の成果はわかります。大江教会は聖なる空間プロジェクトを始めてから変化がありました。
さて、本日の信徒会のテーマは「教会カフェ化計画の承認」でありません。大江教会の宣教をどのように進めていくかです。ですから「やる」「やらない」ということではありません。100人礼拝100人受洗1000人礼拝という具体的な目標に対して、私たちは何が貢献できるかを話し合う機会です。今年はパイプオルガンも設置されます。きっとこれによって更に人が集まる教会になるでしょう。礼拝堂はますます新しく変えられていきます。集会室はそのままでいいのか。この流れを今できる限り止めないで改革していきたいと思います。この流れを受け止めていただいたジョンブルさんが、いまアンティークの机椅子を集会室に置いてくださいました。将来的には1つずつ教会で買い取りたいと願いはあります。しかし今は置いていてくださるのです。私たちはこれにどう応えることができるでしょうか。このテーブルになってからの変化は皆さんが感じておられることでしょう。
大江教会はいまです。いま主と共に歩む仲間を増やさねば今のままでは10年後の教会が心配です。いや5年後の教会はどうなっているでしょう。でもいまならできます。