私たちのもとから、大切なおじいちゃんを天に送りました。敬愛する谷口恭彦兄は、2015年9月18日(金)午前0時55分、肺炎のため、奥様、お子様、お孫さん、家族、に見守られて天に召されました。95歳でした。「キリストの僕として、ごくろうさまでした」と声をおかけしたい気持ちです。それは同時に、美都江姉にも、「共に歩まれた長き人生、そして共に生きた信仰生活をご苦労様でした」とお声をかけさせていただきました。父親がわりに谷口恭教兄を見守ってこられた恭彦兄が、霊安室で谷口恭教兄の足をずっとさすすりながら「よく頑張ったね、よく頑張ったね。偉い偉い」と言葉をかけておられたことを思い出します。まだその声が聞こえてきそうです。
美都江姉の悲しみはいかに深いことでしょうか。それは私たちでは思いはかることはできません。共に歩まれた70年の夫婦の歩み。その中での本当の歩みはお二人しか知ることはない。「こんなに別れがつらいのなら、信仰って何」。その言葉が出るくらい愛し合った、共に生きた人生だったのです。
長きにわたって歩まれた人生でしたが、言葉にはできない悲しみ・苦しみがありました。しかし、イエス様は谷口恭彦兄を支え、導き、いつも共に歩んでこられました。兄の一番好きな聖書は、ルカによる福音書23章「はっきりいっておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」です。神様が場所を用意しておられる。神様は共にいてくださる。いつでも、どこでも、神様は共にいてくださる。だから「またね」と言われているみたいです。
素敵なおじいちゃんでした。あの説教題の毛筆をもう見ることはできないさみしさもあります。いやきっとイエス様の説教題を書いておられることでしょう。最後まで自分ができる奉仕をして天国に召されました。感謝。