マタイ 4:25 ガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ、ヨルダン川の向こう側から、大勢の群衆が来てイエスに従った。
神学校を卒業して数年後のことでした。教会の宣教になやんでいました。その頃神学校の校長先生が「キリストのファンをつくりなさい」「そのキリストに生かされているあなたのファンをつくりなさい」と助言してくださいました。キリストのファンづくりはやっていましたが、自分のファンをつくるとは思ってもいませんでした。しかし、自分がどんなにキリストに愛され生かされているかを証しし、その自分のファンをつくることの意味を考えました。その後、それこそが宣教の基本だと思うようになりました。
イエス様の宣教活動の様子が記されています。まず最初は「おびただしい病人をいやす」ことでした。この評判を聞きつけて大勢の群衆がイエス様のもとにやってきました。イエス様の宣教の働きは「教え」「福音を宣べ伝え」「いやす」の3点にまとめられています。集まってきた群衆の地域性はかなりオーバーな表現ですが、その評判は絶大なものだったようです。イエス様のファンが増えてゆく様子がわかります。
大江教会は今年、新しい方向転換をしました。集会室をカフェにすることを承認し、計画を実行しました。教会が、地域の教会として九州学院へも宣教する教会となるための整備でした。再び地域に開かれ、人が集まる場所になるための計画を立てました。それが「集会室のカフェ化」です。新しい方向転換を選択しました。現代の若者たちは、時間のある時、ちょっとした集まり、仕事をするとき、勉強をする時「カフェ」を利用します。スタバなどはいつも満員です。ここに注目しました。集会室をカフェにすることで教会の門を広げる計画でした。自由に珈琲も飲める。安心してそこに居場所を見つけることができる。そして十字架を置くことによってキリスト教をさりげなくアピールできる。さらに信仰的な書物を置く。大江教会カフェのファンを増やし、教会の持つ壁をなくすことでした。最近一人の中学生がカフェにやってきました。お母さんと二人でした。人伝えに教会カフェのことを聞き、勉強する場所を探してこられました。彼女は脳腫瘍の病があり、いつ倒れるかわからない。教会カフェならば神様のもとで、安心して居場所としてなるからと。私たちの教会が新しい方向転換で目指していたものはこれでした。
教会の宣教も、自分の信仰生活も「神様のサービス業」だと思います。イエス様はファンをたくさん持っておられました。私たち牧師も信徒も「あなたから神様のみ言葉を聞きたいと」思われる存在でありたいです。教会の宣教も「大江教会から神様の働きを受けたい」と思われる証しをしたいと願います。そこにはノルマ、マニュアルは存在しません。聖書を読み、祈り、奉仕するという原則があるのみです。
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