礼拝堂講壇聖書通読プロジェクトが始まったのは2014年9月でした。毎日3章を聖書朗読台から読み続けてきました。そして2015年12月2日に、新旧約・続編の通読が完成します。この1年、毎日礼拝堂で聖書が読まれてきました。なんという恵みでしょうか。教会に集う皆さんによってすべての頁が読まれました。これは奇跡ではないかと思います。私たちの礼拝堂にある聖書は通読された聖書となったのです。
このプロジェクトをはじめたきっかけは礼拝堂での祈りからでした。ふと講壇用の聖書を手に取って開いたときのことでした。果たしてこの聖書はすべてがよまれているのだろか。最後の頁には献品者の名前記してあります。この姉妹が聖書を教会に献げられた思い、信仰を私たちはうけとっているのか。この聖書を通読することで、大江教会の何かが変わり、新しい大江教会の一歩がはじまる。み言葉に立つ教会をいまこそここに実現しなければ。しかも具体的にと祈ったのです。誰も読まなくても牧師が一人で読み続ければいいのだと。しかしこの1年、牧師が読まねばならない時はありませんでした。牧師も通読者の1人となったのです。
聖書を通読してきたこの1年、大江教会には大きな変化がありました。礼拝堂の整備、集会室のカフェ、そしてパイプオルガン設置。細かいことを見れば数えることができないくらいの恵みをいただきました。個人でも一緒に通読された信徒の方々はご自分に与えられた恵みを実感されていることでしょう。やっぱり私たちの信仰生活はみ言葉からはじまるのです。そしてみ言葉を聞くことにあるのです。
さて、通読プロジェクトは終わりません。2回目の通読にはいります。今回は旧約2章、新約1章を読んでまいります。大江教会で3回通読するが目標です。いや10回かな。何度でもいいのです。私たちの大江教会はみ言葉に立つ教会ですから。