232.朝礼拝151113「愛はいろいろ」
ユダ 1:2 憐れみと平和と愛が、あなたがたにますます豊かに与えられるように。
フランスの言葉に「愛はいつも、いっそう深まっていくか、だんだん冷えていくかのどちらかである」というのがあります。この愛は、恋愛のことか、結婚生活のことか。または、家族、友達のことをいっているのか。どちらにせよ「愛」を深める努力をしなければいけないことを教えているのでしょう。さもないと「だんだん冷えていく」のです。ただこの「愛」とは何かは一番難しいテーマです。
ユダの手紙の挨拶の言葉です。手紙を書くときはまず「挨拶」を書きます。使徒たちの手紙でも同じです。しかしその挨拶は季節のものではなく、自分は何者で、キリストとの関係はどうであるかを示し、さらに祝福を与えています。この祝福の中で「愛」がでてくるのはユダの手紙のみです。キリストの守られている人々に「憐れみと平和と愛」が「ますます豊かに与えられるように」というのです。この「愛」とは神様の愛アガペーのことです。
「神がふれてくださった」という本があります。その中につぎのような話しがかいてありました。「かって私は、歌手であり俳優でもあるメリー・マーティンが幕の上がるまえに舞台のそでに立ち、観衆の方に向かって両腕を差し伸べ、『あなた方を愛します、あなた方を愛します、あなた方を愛します』と繰り返したという話を読んだことがあります。彼女はそれから合図によって舞台に上がり、愛する人々のためにすっかりリラックスして演じたり、歌ったりすることができたというのです。それは愛の行為だったからです」
ユダは「憐れみと平和と愛が、あなたがたにますます豊かに与えられるように」と挨拶をしています。「憐れみと平和と愛」。この3つが意味しているものは、イエス様そのものです。愛が最後にきているのは、すべては神様の愛によって支えられるということです。
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