避難所も新しい段階に入りつつあります。これまで情報がいろいろ飛び交って、何が本当かわからないようでした。どこまでが仮設に入れるのか?どこまで家の撤去は無料か。結局「全員」となったようで、はじめからそう言ってくれれば心配も軽減されたのになと思います。まだたくさんの混乱はありますが。
避難所にいる母のつぶやき。「毎日弁当だとね~食欲もなくなってきたよ」。じつは母の避難所では炊き出しが終了になりました。保健所の指導もあり、衛生面や食中毒の問題から炊き出しは終了となったみたいです。これはよくわかります。熊本の蒸し暑さの中、この避難所の環境での炊き出しは危険ですから。炊き出しには細心の注意をしておかねば危険すぎるのです。それがクリアできる炊き出し隊はきっと企業?がやっているのもだけ。たぶんその企業ももう終了でしょうね。食中毒だしたら大変ですから。5月いっぱいが限界かと思われます。熊本を知る人はわかる「ねまる」というものです。
ということで母の避難所では、朝は菓子パン、昼と夜はお弁当配布になったというのです。これで6日目ということです。さすがにこの辛さはわかります。ある高校の講演に招かれた時、保養所で4日間毎食弁当の経験があります。3日目にはのどに通らなくなりました。今の状況では贅沢は言えない。でもつぶやきたくなったのでしょう。外食や我が家の食事に誘ってみました。でもね、村の人をおいて自分だけいいことはできないですね。弁当以外で、炊き出しに変わるものはなんでしょうか。買い物ボランティア車をだすとか。
仮設ができるまであとどのくらいかかるんだろう。炊き出しって食べるだけでなく、人の温かさや思いが伝わるものだけに美味しいですよね。それが被災者を元気づけるものであったし。イエス様の5千人の給食って、とてもみ心が深いですね。