大江教会の支援活動をつづけながら、臨床宗教師仲間のお手伝いもしています。宇城市にある豊野公民館に教団の神田牧師、ルーテル神学校生と共に炊き出しにいってきました。北海道室蘭の淨誓寺のお坊さんがジンギスカンを背負って支援に来てくださいました。お坊さんと牧師さんの炊き出しでした。
食事の準備は九州各地から来られたお坊さん(浄土真宗・曹洞宗・日演習など)と神学生がやってくださいました。私は避難所で一人ぼっちのおばあちゃんとゆっくり話をしていました。家に帰るのが怖い。ここにいるとみんながいるから安心。でも人数が減ってきた。寂しいけどねなどと話しをして下さいました。 別の部屋に行くと姉妹がおられました。宇城豊野は3回地震があった。3回目が一番ひどかった。でも命が助かったから良しとしなきゃ。みんなあきらめられると。でも寂しいね。家に帰りたいけど帰れない。それからまた地震の時の話を、繰り返し繰り返し語ってくださいました。最後にはから芋の天ぷらをいただきました。私の実家のことも話しました。南阿蘇の立野だと。すると私たちはまだ幸せだった。あなたの村はもうなくなるのでしょうと慰められました。故郷がなくなってしまう事の悲しさ、つらさをおばあちゃんたちが癒してくださいました。仏さんがおられるから大丈夫だよとも言ってくださいました。自分が牧師であることや、キリスト者であることをつげても、仏さんがおらるるばいと教えてくれました。なんだかそれでいいように思います。このおばあちゃんの心の支えには神様がおられるのですから。
出来る範囲で、でも出来ることなんでもする支援活動を展開しています。多くの方々から私の活動に献金をいただきました。仏教のお寺さんからもいただきました。感謝です。寄り添っていこう。イエス様が被災者に寄り添っておられるのだから。