あるクラブの感謝会が居酒屋で行われました。最近は飲み放題のセット料金となっており、支払いを気にせず楽しい時間を過ごしました。震災から2ケ月たち、少しみなさんに心の余裕が出来てきたようです。
今回の居酒屋さんでは面白いことがありました。箸袋が「おみくじ」になっているのです。まさかここで「おみくじ」と思いながら早速やってみました。あたれば一杯無料のサービスがあるというのです。みんな大盛り上がり。「牧師がおみくじ引いいの」と言われながら。私はなんと「凶」でした。みなさん「やっぱり、ばちが当たった」と笑われました。皆さん大吉が当たりと思っていたようですが、凶が大当たりのようでした。きっと一杯飲んで悪いことを吹き飛ばそうということなのでしょう。それにしてもユニークな歓迎だなと思いました。
ところがです。それじゃ一杯無料だと喜びましたが、「飲み放題セットのお客様には適応できません」とのこと。すでにセットで飲み放題ですから意味がありません。次回にこれを使おうと思いましたが「当日限り有効です」と書いてありました。ということは「凶」だけが残ったということです。今日は飲み過ぎるなが、おみくじのアドバイスなのでした。あれやこれやとみんなで話している時間がとても楽しかったです。ふだんなら箸袋のおみくじなど気にしないのですが、こんな時だから盛り上がるのでしょう。「大吉でよかった」「吉でよかった」という声が聞こえます。みなさんなにか安心が欲しいのです。被災地だからこそ不安な中に少しでも安心といえる何かに寄りかかりたいのかもしれません。
私たちキリスト者は毎日安心を頂いています。イエス様が一緒にいて下さるのです。み言葉をくださるのです。それ以上の安心はありません。だから牧師だけ「凶」なのか。