大江教会にBoschオルガン「マーサ」が設置されて1年がたちました。昨年の暮れ、教会に到着した時の感動がいまでも思い出されます。Bosch社長が来会しオルガン設置を計画したのが2月、11ヶ月後には大江教会に設置できました。献金も順調に集まり、宇土教会への返済も計画通りです。そしてなによりも、このオルガンを用いての礼拝、コンサートが充実していることは素晴らしいことです。
導入時には「電子オルガンでいいんじゃない」との意見もありました。しかし、Boschオルガン「マーサ」が来てからはその声はなくなりました。パイプオルガンが大江教会に設置できるなど誰も考えていませんでした。「大江教会の礼拝を豊かにする。100人礼拝を実現するために」。「神様、資金はありません。無から生み出してください」と祈りました。それが神様の御心であり、信じて祈れば必ずそうなるとの確信はありました。「できない」から始めるのでなく、「できるを信じる」ことです。さらにいえば「あきらめないで祈る」ことです。ミッションがあればそうなります。
オルガン「マーサ」が設置されたとき、オルガニストに課題をだしました。1年間毎日オルガンの音を出すこと。演奏の前に聖書日課を読み祈る事。祈って演奏を終えることです。教会のオルガニストに、聖なる習慣を身に着けて頂きたいという願いでした。大変な課題だと思いました。きちんと聖書を読み祈る習慣こそが、オルガニストを成長させていくことだと信じていました。オルガン「マーサ」に真摯な信仰を持って対峙していただきたかったのです。オルガニストは讃美歌の伴奏者ではないからです。
見事に1年間オルガンは鳴り響きました。誰も弾いてない時は、牧師が全ての音を出していました。それも4日位のことです。オルガン「マーサ」が教会で響くとき、福音が聞こえてきます。み言葉と祈りに支えられた奏楽者がおられるからです。感謝。