あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2017年がやってきました。ついに宗教改革500年の年となりました。本教会、九州教区でも記念事業が行われます。ただ500年記念には違和感があります。ルターの考えからは「記念」ではなく、500年たった現在も、教会は絶えず新しく改革されていくことを示唆していると思います。ですから大江教会も宗教改革500年の年、さらに新しく改革されていきたいと思っています。
日本福音ルーテル教会の中で、オリジナルの十字架・教会カフェの設置によって、オンリーワンの教会になりました。九州教区の教会の中では、受洗者数11名、宇土教会との連立によって教会決算もナバーワン教会になりました。大江教会の宣教計画の中心にあった、オンリーワンからナンバーワンが実現できました。さらにもう一つのワンが残っています。それは「ファーストワン」です。このファーストが絶えず改革されていく教会だと思います。教会は絶えず一歩前に進んでいかねばすぐに後退していきます。ルターもそのことを言っています。絶えず改革されてファーストワンを目指していく教会でありたい。あきらめずに一緒に福音宣教に走っていただければと願います。
大江教会は惠み溢れる教会です。しかし、この恵みの中でとどまっていたら未来を描くことはできません。赴任して5年が過ぎます。やっと少し未来の大江教会の姿がみえてきました。5年前の教会と今の教会の違いを皆さんは感じておられることでしょう。5年前にはじめて教会の礼拝堂に入ったときの「どうしよう。どうにかしなければ」と危機感を思い出します。しかしいまは違います。新しい危機感があります。それはもっと裾野を広げていかないと10年後の教会が見えないことです。絶えず改革されていく教会となり、10年後の未来がみえる大江教会でありたいと願います。