マタイ 4:25 ガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ、ヨルダン川の向こう側から、大勢の群衆が来てイエスに従った。
「情報の伝達の方法で一番有効なものは何か」ということを調べた会社がありました。その結果報告を新幹線で拾った週刊誌で読みました。と書くだけで様々な情報の入手方法があるのだと思います。させ上記の結果は「口コミ」だったそうです。つまり、一人一人の口から口へと広がっていく宣伝方法のことです。それが新聞、テレビ、雑誌の情報よりも、友達からの「口コミ」の情報が一番有効で信頼性あるという結果なのです。実験では、渋谷にたむろしている女子高生10人に「プリクラがなくなるらしい」という情報を流し、それがどのくらい広がるかで実験。すると、3日後には渋谷の女子高生のほとんどが知っており、1週間では都内の女子高生のほとんどが知っていたという結果がでたそうです。実験した方も結果をだした方もあきれてしまいますが、驚きでもあります。ただし、その情報を信じているかという点では、全ての人が信じているわけではなかったとなっています。
イエス様の宣教活動の様子が記されています。まず最初は「おびただしい病人をいやす」ことでした。この評判を聞きつけて大勢の群衆がイエス様のもとにやってきました。イエス様の宣教の働きは「教え」「福音を宣べ伝え」「いやす」の3点にまとめられています。集まってきた群衆の地域性はかなりオーバーな表現ですが、その評判は絶大なものだったようです。イエス様のファンが増えてゆく様子がわかります。
神学校を卒業して数年後のことでした。教会の宣教になやんでいました。その頃神学校の校長先生が「キリストのファンをつくりなさい」「そのキリストに生かされているあなたのファンをつくりなさい」と助言してくださいました。キリストのファンづくりはやっていましたが、自分のファンをつくるとは思ってもいませんでした。しかし、自分がどんなにキリストに愛され生かされているかを証しし、その自分のファンをつくることの意味を考えました。その後、それこそが宣教の基本だと思うようになりました。
教会の宣教も、自分の信仰生活も「神様のサービス業」だと思います。イエス様はファンをたくさん持っておられました。私たち牧師も信徒も「あなたから神様のみ言葉を聞きたいと」思われる存在でありたいです。教会の宣教も「大江教会から神様の働きを受けたい」と思われる証しをしたいと願います。そこにはノルマ、マニュアルは存在しません。聖書を読み、祈り、奉仕するという原則があるのみです。
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