私たちの大江教会は、1921年に九州学院教会として宣教開始をいたしました。その時の礼拝堂はブラウンチャペルでした。まだ多くの方がチャペルでの礼拝を懐かしく思い出されることでしょう。このブラウンチャペルからシティーチャーチをミッションとして道一本離れた所に今の大江教会は建てられました。ブラウンチャペルとは親子の関係にある教会です。宣教も一つといえます。
来週26日に大江教会礼拝をブラウンチャペルで行います。急な変更になりました。実は、サウスカロライナシノッドのビショップ・ヨース氏と7名の方が熊本を訪問されます。ビショップ・ヨース氏は初めての日本です。ビショップといえば教区監督です。日本のキリスト者にはその存在はわかりにくいと思いますが、教区の全信徒・牧師の監督牧師と考えればいいでしょうか。精神的な柱、信仰の模範でしょうか。キリスト教世界ではセキュリテーはフリーパスの存在です。その方が熊本にこられます。
サウスカロライナシノッドといえば、日本福音ルーテル教会の生みの親教区です。最初の宣教師を派遣した教区でもあります。しかも九州学院はこのシノッドの献金をもとに建てられました。九州学院の古い校舎の教室にはサウスカロライナシノッドの献金によって建てられたと書かれたプレートが全ての扉に打ち付けてあったそうです。いま私たちの教会があるのもこのサウスカロライナからの宣教によります。この様な関係にある教区のビショップをお迎えする礼拝としてふさわしい場所はどこか。やっぱりブラウンチャペルだと思います。ビショップに対して、そこでの礼拝が一番の思ておもてなしだと思います。私たちの教会にできる感謝の表し方でもあります。
私たちのルーテル教会は海外からのゲストへの対応が不得手だと思います。今回のお迎え方もやっとこのように決まりました。慣れてない中でも最高のお迎え方をしたい。私たちの教会の今があることを思いながら、共に礼拝いたしましょう。