4月4日20:34に一人の姉が天に召されました。自宅でご主人の介護を受けておらる時に息を引き取られたそうです。最後の時はご主人の腕の中で。まさに「夫婦は一体となる」との聖書の言葉の通りだったと。介護職をしておられたご主人に、最後までその務めをさせてくださったと言われていました。
姉は今年1月に病床洗礼を受けられました。教会に来て下さったのは2回のみでした。礼拝とテゼの祈りです。礼拝に来て下さったときはまだ洗礼を受けておられませんでした。そこで病床洗礼のあとに1度きり病院で聖餐を受けられました。せめてもう一回聖餐をとの願いで葬儀の中で聖餐式をさせていただきました。数少ない教会生活でしたが、実は幼少の頃の思い出が2つありました。1つは「テレジア・マリア」の部屋にいたこと。長崎でシスター山田に愛されたこと。この出会いがキリストとの出会いでした。きっとこの出会いがあったからこそ導かれたのです。シスター山田は、昨年の秋に熊本の病院で天に召されたそうです。これも神様の導きなのでしょう。
洗礼を受けられたあと「イエス様が夢に現れて大江教会の十字架はしょぼいと言われた」と言われました。その意味はなんだったのか。イエス様は続けて「私があなた方のためにかかった十字架はあんなしょぼいものではないのだよ。もっと厳しいものなのだ」と言われたといいます。まさにその通りです。イエス様の十字架とはもっと深いものであると教えられました。見えている十字架ではなく、見えてないところが大切など思います。奈月姉をとおして十字架の深い痛みを教えられました。
大江教会の交わりでよかったと思います。たった二人きりで生きてこられました。しかし、大江教会の皆さんが兄弟姉妹となってくださり、この交わりの中から天に送ることができました。教会ってそのような居場所です。神様に感謝です。