フィリピ 4:7 あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。
ネットニュースで、東海道新幹線の平均遅延時間はという話題がありました。年間通してわずか30秒ほどだそうです。この様に正確に新幹線を走らせる技術は日本しかないかもしれません。東京では2分ごとに決まって電車はやってきます。規則正しいのです。この正確な時間、いつも同じであることは窮屈に感じるかもしれませんが、他方からすれば安心でもあります。正確に守られていることがある。それだけで安心して生きていくこともできるのです。
パウロは「主において喜びなさい」と言います。イエス様こそが喜びの源であり、この喜びは交わりを通して与えられると言うのです。また、「広い心をもって」と人々と交わりなさいと教えています。「広い心」はパウロの言葉ではここだけに用いられており、温和さ、忍耐をもって人々と平和に暮らしなさいということです。そのような生き方が、祝福であり、イエス・キリストによって守られる生き方だと言うのです。
事務局に勤めていた頃、毎朝、同じ時間の電車に乗り、同じ時間に乗り換え、同じ時間帯に事務局に到着していました。すると、必ず出会う人が数人います。その方も同じように生活をされているのだと思います。事務局に到着するのは6時40分頃ですが、毎回事務局横の坂を走って下りてくる親子に会います。お父さんの出勤に合わせて電車通学しているのかもしれません。まだ小学2年生位でしょうか。この子が事務局の角にくると必ず後ろを振り返ります。振り返ったマンションのバルコニーには、お母さんが手を振っているのです。毎朝のことです。この風景がとても微笑ましく、毎回清々しい気持ちになります。見守られているのだなと思うからです。
パウロは「キリスト・イエスによって守る」と語っています。私たちは人々と平和に過ごすことによって祝福をえます。そのためには、信仰による温和、忍耐、優しさを必要とします。常に見守っておられる方がそれを教えておられます。イエス・キリストのみ守りの中で、祝福にみちた1日を過ごしてまいりましょう。
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