11月23日に行われた、日本にあるローマ・カトリック教会とルーテル教会の共同の祈りで宗教改革500年行事も一つの区切りとなりました。準備されてきた方々に心から感謝をしています。いまの段階はここまでという最大限の共同ができたのだと思います。礼拝形式をとりながら「共同の祈り」として行われました。はっきり言えば「聖さん」までは今は合意できませんでした。しかし、分裂してしまった教会がここまで和解と交わりができたという素晴らしさに感動しました。
ちょうど同じときに大江教会ではフェスティバルが行われました。規模は小さくなり奉仕される方も少人数でありましたが、フいつも通り同じ日に開催できたことに大きな意味がありました。地域の皆さんにとって23日は教会のフェスティバルの日です。この地域の方々への証として、小規模であったとして開催できてよかったと思います。日にちを変えるという選択肢もありました。しかしそれは教会側の都合によるもので、出来るなら同じ日に開催することが地域の方々への奉仕となり、教会の証になると思いました。地域に生きる教会としての役割が果たせたと思います。
橋本勲神父(カトリック中町教会)はシンポジウムのレジュメに書かれていました。「いまプロテストしないプロテスタントとプロテストされないのにいまだ護教的専守防衛的体質を持ったカトリック教会の面影があちこちと残存している」と。なるほどだなと思いました。プロテストしないプロテスタント。私たちの大江教会はどうでしょうか。少なくとも大江教会はこの数年プロテストしてきたのではと思います。変革されてもきたと。ですからいまこの500年に大江教会が問われていることは何かと思います。
後戻りせずに前へ一歩また踏み出す宗教改革501年にしたいと思います。自分たちだけの教会だけでなく、地域に生きる人々の教会へと変革されていくように。