ヨハネ 21:22 わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、あなたに何の関係があるか。あなたは、わたしに従いなさい。
「お父さんには関係ない」という言葉を聞くことがあります。親としては心配して助言をしているのですが、どうも通じないようです。「何の関係があるか」ではなく「ほっといて」というメッセージなのでしょう。しかし、親としてはきになってほっとけないのです。もっと子供を信頼してと言われますが、そうもいかないのが親子関係かなと思います。
ヨハネによる福音書は20章で終わっています。ところが21章が付け足されています。そこには、復活後に弟子に現れ、共に朝の食事をされたこと。ペトロに3度「わたしを愛しているか」と聞かれたことが記されています。最後が「ヨハネは死なない」という「うわさ」に対する答えです。そんなことに惑わされないで、イエス様に従いなさいということです。
事務局勤務時代に、日曜日に教会へいくのに総武線・女性専用車両にのりました。その車両だけでしょうか、チョコレート菓子の広告がたくさんありました。キャッチコピーは「人生そんなに甘くないけど、口どけは甘く」というものです。そのコピーのまわりにたくさんのメモがありました。それを読むと笑ってしまいました。たとえば、「残高を気にしないで現金を下ろしたい」とかいった、人生そんなに甘くないということが書いてあるのです。その中にそれはどうか?というものがありました。「元彼に彼女ができませんように」というものです。やっぱり元彼の幸せは願えないものでしょうか。
イエス様は「あなたに何の関係があるか」と言われました。いつまでも「あの人はどうか、この人はどうか」と言っていることより、自分を省みよといわれたのです。信仰とは私の問題だといえます。どんなことがあっても、なんと言われても「私は従います」という人生は、そんな甘くないものです。甘くはないけれど、確かな人生ではあります。
<音声礼拝説教は「神様の色鉛筆」でどうぞ>
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