マタイ 10:7 行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい
今朝は熊本バンド142周年記念早天祈祷会が花岡山山頂で行われました。今年も多くの方々と共に祈りの時を持ちました。熊本洋学校で教師ジェーンズの薫陶を受けた青年たちが、花岡山でこの日全国に自分たちが教え伝えられたキリストの教えを広めようと誓った日です。その事によって家族や世間からも迫害を受けます。しかし彼らはその働きを全うし、日本におけるキリスト教プロテスタントの源流となったのです。「熊本バンド」という言葉を聞いたことがあるでしょう。何が彼らを奮い立たせていたのか。それはキリストのみ言葉でありそしてそれを広めていこうという使命ミッションでした。この使命を与えられたということが彼らを活かしたのだと思います。
イエス様は弟子たちを宣教へと派遣するにあたり、御自分と同じ権能を与えておられます。宣教する弟子たちの働きは、イエス様の活動と同じ内容でした。弟子たちが出て行って伝える教えも、イエス様と同じ「天の国は近づいた」と、み言葉を宣べ伝える使命が与えられたのです。やはりここでも使命・ミッションは何かと言うことです。
この使命・ミッションが何かを知ることの大切さを説明した言葉があります。それは「船長のミッションが船を守ることであるならば、船長は船を港からださないであろう」です。自分たちが与えられた使命が何であるか、それは間違ってないかを点検しなければなりません。キリスト教も維持することのみがミッションとするならば、外に向かっての宣教を考える必要はなくなります。私達九州学院も何をミッションにしているか。また、そのミッションを共有出来ているかを考えてみなければなりません。
イエス様は「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい」と言われました。外に向けて出かけていき、み言葉を語り、奉仕する使命・ミッションを与えられました。しかも具体的な指示をされています。ミッションがはっきりしているので、弟子たちはみ言葉を信じ、安心して出かけていったのでしょう。私たちに与えられている神様のミッションを理解しているか。そのミッションに従っているかを考えて今日一日を生きてみましょう。
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