日本福音ルーテル教会第28回全国総会も無事に終わりました。新しい議長も選出され宗教改革501年にむけて新しい歩みが始まりました。総会に参加していつも変わらずたくさんの報告会議だったと言う感じです。何か新しく宣教に出かけようという元気が出てこない総会でした。総会というものはそのようなものかもしれません。
6年前は事務局長として総会企画をしていました。その頃も報告が多く、それでも何か一つ宣教についての具体的な協議を盛り込んできました。今回もそれを期待していましたが。教会行政に居場所と希望を見いだせず途中で任を辞した私ですから、教会行政にあたる常議員の方々にはこころから感謝です。総会に参加しながら「やはり自分の居場所はここにはない」という思いがしました。やっぱり宣教の現場が好きです。現場に身を置いていたい。キリストのみ言葉を直接届けたい。地方教会の現場を走り回りたい、現場で伝道したい。現場が似合う牧師として立ちたいと思います。
事務局で居場所も希望も見つけられずにいた時、東日本大震災がおこりました。神様はあのとき事務局から現場に導いて下さいました。目が開かれる思いでした。事務局で働くことも大切でしたが、現場に身を置いた時やっぱりここだと確信したのです。痛み苦しむ人の現場に身を置いた。食べることも寝ることも忘れて必死に遣わされたところで仕える。それが自分に与えられた使命。み言葉に生きることでした。事務局4年で教会行政責任を終わる選択をしました。教区常議員も今回が最後と決めています。
教会総会で新しく議長・常議員が選ばれました。その方々を支えていくには各個教会の宣教が実を結んでいくことです。私達4教会のさらなる成長がルーテル教会を支えることになります。教勢が減り続けてはいけないのです。道を間違えてはいけない。