聖書科授業担当も6年目になりました。今年は高校2年生の6コマを担当しています。自分は牧師で教師ではないと自分に言い聞かせています。教えるという立場ではなく、み言葉を届けるのが牧師だと思いながら授業をしています。旧約聖書を担当していますが、創世記の中にある「ことばといのち」が今年のテーマです。
50分の授業を毎週するというのはチャレンジです。毎回聖書のみ言葉を選び、テーマを決め、何を伝えたいかを考えてきました。ある時は聖書から離れているようにみえるテーマも語ってきました。結局はみ言葉に最後は戻ってきます。ヨセフの夢の話しでは、夢分析や夢判断についても話しました。私が語るのですから広く浅くでしかありませんが。とにかく旧約聖書を多方面からながめてみようという授業です。社会に起きる出来事を旧約聖書を通してみたらどうだろうか。授業ではゲストも招きました。お坊さん、ストリーテラー、福祉指導員、オルガニスト、落語家、児童相談所員、大学教授、ゴスペルシンガーなど。自分がその方々の話しを聞きたいということですが。
先週はウラジオストック大学の中村純先生にも授業していただきました。相対性理論が専門です。その中村先生に生徒が質問しました。「宇宙ってどこまで広いのですか」「物理のどこが面白いですか」と。先生は簡単に答えられました。「宇宙は今も広がっているのでどこまで広いかわかりません」「私にとって物理の面白さは、たとえばニュートンの万有引力の法則は何処でも同じ。どんなに広い宇宙の果てでも同じ計算式が成り立つことです」と。この世の出来事が全て方式にて成り立っているという面白さですと。わかったような、わからないような。それのどこがおもしろいのか。
ただ「神様のみ言葉は変わらない」というみ言葉をおもいだしました。