事務局で働いていた時にできた習慣があります。早寝早起きです。毎朝5時に起床し6時の電車で事務局に通いました。満員電車を避けるためです。6時半を過ぎればもう満員になるので早く出かけていたのです。それでも座ることは出来ませんでした。当然6時40分には事務局に着きます。始業までの1時間半は宝石のような時間でした。この時間を知り自分のために使える事だけでも事務局の4年は報われました。
この与えられた時間の中で、様々なジャンルの本を読み、考え、祈ることが出来ました。キリスト者で企業経営者の方々からたくさんの本を紹介していただきました。マネジメント、経営戦略、コーチング等々。片っ端から読んでみました。学んだことを発言するたびに教会は会社じゃないからと言われました。でもその視点は大切で、なんとか教会の宣教に生かせないかと思案していました。その中で学んだことは「選択」と「集中」そして「創造力」でした。この3つを持つことで必ず宣教は伸びると考えたのです。そして実行することでした。それは東日本大震災支援活動にも生かされました。
ある企業の方がマークトウェインの言葉を教えて下さいました、「いまから20年後、あなたはしたことより、しなかったことにもっと失望しているでしょう。だから、もやい綱をはずし、安全な港から船出してください。帆に貿易風をとらえるのです。探検しなさい。夢を見なさい。発見しなさい」。
いままで教会がしなかったことは何かなと思います。それは外へ向けての宣教です。教会組織の維持に力を注ぎ過ぎたのではないか。しかしいま外への宣教を選択し集中していくことでかならず教会は成長するだろうと。そして成長してきました。もうこれでよいですか。さらにこの道を進みますか。さらに前に進みたいと思います。