マタイ 20:16 このように、後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。
神様の創られた世界には、多くの種類の動物がいます。まだ知られていない動物もいるのでしょう。先週テレビで「世にも奇妙な動物」というものをやっていました。私は深海魚が好きなので、「リュウグウオツカイ」という魚が泳いでいる映像をみてビックリしました。水族館のホルマリンつけのものしか見たことがなかったからです。神様はどのようにこの魚を作られたのだろう。きっと何か意味があるのだろうと考えるのが大好きです。神様は必ず何かの意図をもって働かれると思います。
イエス様は「ぶどう園の労働者たとえ」の中で、早朝から雇われ汗水流して働いた人と、最後の1時間しか働かなかった人に同じ賃金をはらう話をされました。人間の目からみれば不公平です。しかし、神様の視点は違うところに向いています。イエス様は「わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ」と言われました。神様のものを神様のお考えでなされることに、人間は不平をいいます。神様の視点は「後にいる者が先になり、先にいる者が後になる」というものです。
カエルの一種に「あべこべカエル」という種類がいます。英語名は「パラドクシカル・フロッグ」です。このカエルの特徴は、オタマジャクシの時には25センチあるのですが、それが変態してカエルになると4センチほどになるのです。そこから成長しても6センチにしかなりません。一番弱いときに身を守るためにそうなったのかもしれません。しかし、これは「小さく成長する」のです。成長は大きいだけでなく小さく成長することもあり、大きければいいというのではないようです。
神様の視点は、ぶどう園の労働者の何を見られたのでしょうか。朝からずっと何もせず待つしかなかったその「苦しみと不安の時間」を見ておられます。早朝に雇われた労働者は、その時間から安心と平安を与えられています。人間にとってあべこべに思うことでも、神様のみ心が必ずあります。神様が何を見ておられるのかを考えながら今日も生きてまいりましょう。
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