九州教区伝道部では10月に伝送性ミナーを計画しています。これまで伝道部は宣教懇談会を開催してきました。各教会の10年を振り返っての協議でした。自分たちの教会の歩みを振り返り宣教の進展を考えてきました。しかしそれが各教会で生かされてきたか。振り返ることはできても、そこからは宣教に進展は見出せませんでした。
今年度は内容を変えてみました。鹿児島・阿久根教会の宣教進展について。なぜ2つの教会は牧師が在住しないのに成長しているのか。受洗者が毎年与えられているのか。大学生が毎日40名も教会に来ているのか。どうやって革新したのか。成功事例を話したいわけではありません。その中心に何があったかを伝えたいのです。
2つの教会の宣教革新の原点は「懺悔」です。その1点で宣教は進展しました。鹿児島教会は礼拝出席が2名になった。阿久根教会は若い女性信徒1人にすべてをまかせ、2名での礼拝が、その信徒さんの突然の召天。神様に申し訳ない。心の底から「懺悔」をし「悔改めた」のです。神様の恵みを頂いていながら自分たちは何もしてこなかった。神様の御心に適うことに目を向けていなかった。文句ばかり言ってきた。神様が私たちの教会に与えた使命に生きることをせず、言い訳ばかりしてきた。これがくいあらためでした。そして自分から心と体を動かすことにしたのです。たまたまそこに主任牧師として派遣されました。悔い改めの信仰があれば教会は復活する。ここも聖なる空間として教会を整えることを真っ先に行いました。
今回大江教会礼拝堂の椅子をなぜ変えるのですか?と聞かれたら「聖なる空間づくり」と答えます。毎朝の礼拝、祈り、聖書朗読により礼拝堂を聖なる空間に整えてきました。宣教100年の大江礼拝堂が聖なる空間となるために椅子を考えています。