鹿児島市内の神父牧師協議会で講演をしてきました。キリスト教関係以外にも案内がされており、当日は僧侶、諸宗教の方々が多く参加してくださいました。テーマは「最後に寄り添う宗教者~臨床宗教師の働き~」でした。最近このテーマで招かれることが多くなりました。宗教者の皆さんの関心の高さに驚いています。
講演が終わって質疑応答になりました。すると、質問のほとんどは鹿児島教会で行われているyouth cafeについてでした。曹洞宗のお坊さん立正佼成会の方々から次々と質問を受けました。このcaféが鹿児島の宗教者に大きなインパクトを与えていることを理歌詞できました。どうしたら宗教施設に大学生がやってくるか。寺の壁を低くするには。自分たちにもできるか。それに対して「自分の寺を24時間鍵をかけずに開放する覚悟があるかということです」と答えました。
皆さんも自分の教会や寺に壁があって地域の方々から距離があることを知っておられます。その壁によって地域との接点、大学生との接点がまるでないことにも気が付いておられます。現代社会と接点を持たないと嘆いておられました。鹿児島教会の最近の状況が不思議でたまらないそうです。そこで話だけでは仕方がないから鹿児島教会youth caféにまず行きましょうとなりました。そこに身を置けばわかるからです。会議室で話し合っているよりも確実だと。Caféでコーヒーを飲みながらすでに大学生と話しておられました。接点がすでにそこでできたのです。
さっそく月1回鹿児島教会youth caféで宗教者のいる時間を作られました。牧師、神父、お坊さんと話したい方はcaféにおいでという企画です。また鹿児島教会で新しいことが始まりました。新しい宣教の動きがどんどん広がっていきます。