九州教区の次期宣教方策を考えています。現在伝道部長であることから、その任をまかされました。この時代の教区宣教方策とは何かなと思います。何を目的とすればいいのか。教区に求められていることは何か。宣教計画して教会の教勢を拡大することではなさそうです。そのような力も経済的余裕もないのです。
毎年業績が悪化して、規模縮小していく会社の方策とは。つねに「教会とはそんな所ではない」とのご意見をいただきます。全くその通りですが、このままだと20年後の持続可能な教会はないかもしれません。大江教会はどうでしょうか。決して安泰ではありません。むしろ3年後の危機を感じています。いまのあたりまえの体制での教会運営はできません。維持献金、特定日献金の減収が示していることを真摯に受け止めねばなりません。ルーテル教会は一部の方々の維持献金に頼りすぎてきました。その世代が天に召される状況の中で、献金以外の収益事業で教会を支えねばならい所まで来ています。大江教会はどうでしょうか。このまま成長していけるでしょうか。
そのような中での宣教方策です。思いついたのは簡単なことでした。わかりやすいものでした。「九州教区内の一つの教会も閉鎖しない。一つの礼拝も終了しない」です。つまり現状死守です。これまでは整理統合を考えてきましたが、逆にそれをしないで20年後持続可能を目指すというのがわかりやすいと考えたのです。そのために何をするかです。これまでのように牧師が走り回るのか、信徒説教者を養成するのか、TV礼拝を教区主導で導入するか。できない方策ではなくできる方策にすることです。
現在やっていることを整えていくことです。今やれているのですからそれを少し整理することで未来が見えてくるように思えます。それには何が必要なのかです。