イースターおめでとうございます。静かな復活祭は初めてです。祝会も、大好きな卵探しもなく、冷たい雨が降る復活祭でした。その反面、心の中は「不安、恐怖、とまどい」など騒がしい復活祭でした。これを乗り越えた時に、教会や私たちに対する神様の御心がなにかを知ることになるのでしょう。いまは耐える時です。
広島教会に再赴任して「さあ!宣教だ!」と思っていました。何か新しい宣教はできないか。楽しい礼拝と喜びあふれる集いをしたい。もっと教会を地域社会に開放して広島教会を知っていただく。集会室を「ルターcafé」にして、年配者が憩える場所にしてみよう。牧師と話せるcafé。牧師と珈琲を飲み談笑する。などを考えていました。でも大丈夫です。じっくり準備しなさいとの時間をいただいているのです。教会が再開されたときに期待して下さい。
そんな中で前回赴任時の広島教会どうしてもしたかったこと。できなかったことをはじめました。教会員で読む講壇用聖書の通読です。12日のイースターから、毎日旧約2章新約1章を読んでいます。いまは新型コロナの影響で教会が休会していますので、牧師が読んでいます。教会再開したらご協力ください。毎日読んで約1年半がかかります。どうしてもイースターからというのは、この聖書は2003年のイースターにMさんご夫妻が献納してくださったのです。教会に必要なものを献品しますから何がいいですかと言われ、すぐさま「講壇用聖書」と答えました。しかし通読はできませんでした。
広島教会再赴任はこの聖書通読と毎日の朝礼拝からです。み言葉に立ち、み言葉に生かされるルーテル教会です。新しい1歩はみ言葉から始まりました。