ルーテル保育所は休まずに園をあけています。子どもたちの登園は減っていますが3割の子どもたちはやってきます。同じ子どもたちばかりでなく、順番に変わりばんこという感じでしょうか。働きに出ていかねばならない保護者もおられます。チャプレンとして祈りをもって園と子どもたちを見守っています。
現在、火曜日に礼拝堂で礼拝をしています。子どもたちに聖書をお話しするのは久しぶりです。子どもに話すのはライフワークですから、楽しくてしかたありません。4月の聖句は「あなたたちは神に愛されている子どもです・」エフェソ5:1でした。神さまに愛されている子どもの3つの恵みの話をしました。「毎日ワクワクすること。お祈りすること。ありがとうを伝えること」です。そう喜び、祈り、感謝です。ワクワク、アーメン、サンキューが合言葉でした。
さて、子育て中のお母さんが教えてくれたことがあります。「私は子どもをほめて育てません」と。子どもはほめて育てるべきでしょうと思いました。その方は「ほめる時にはいつも上からの言葉になるのです。私はそれがいやでした。だからほめられると嫌なきもちになったのです」と。確かにそうだなと思いました。それでは子どもにどんな言葉をかけているのかと聞いてみました。すると「感謝」と言われました。お手伝いしてくれて「よくやった」ではなく「ありがとう。お母さんたすかるわ」と。ほめる言葉を感謝の言葉にかえていますと。小さいころから「ありがとう」の言葉をいただくと本当にうれしかったと。自分も家族に貢献ができ役に立っていると思ったそうです。
「ありがとう」。私たちはいまの状況の中でどれだけの「ありがとう」を持っているでしょうか。神様に対してだけでなく、すべてに「ありがとう」を。