「広島教会の目標は何か?」を考えています。自分の目標は「宣教する聖なる空間」を創り上げることです。この教会、礼拝堂、そこで行われる礼拝が聖なる空間としての宣教をしていくこと。そこに多くの人を招くことだと考えています。そのために牧師になってずっと「聖なる空間の創造」をテーマにしています。
最近ラジオで野球選手の年俸についての話を聞きました。それは「最近では億という金額を彼らはもらう。つまり毎年宝くじが当たるということです。素晴らしい。必ず宝くじが当たるんですよ」と。確かにそうだなと思いました。何十億と毎年与えられるなら。アナウンサーは続けて言いました「これが子どもたちの夢になればいい。これを目標にしていけばいい」と。それを聞いてホントにそれでいいのかなと。たくさんのお金を稼ぐことを目標とする。それが私たちを幸せにするものかどうか?
広島教会の現在の状況はかなり厳しいものがあります。礼拝出席も前回赴任時から半分に減りました。10年前は礼拝出席80名、維持献金800万、礼拝献金250万、特別献金500万の教会でした。つまり、すべて半減したことになります。一番の課題は礼拝出席の減少です。宣教の目的は教会財政が潤うことではありません。礼拝に共に集う仲間を増やし、主に仕える者として生きることです。なぜここが減ってしまったのか。広島教会が何を目標に歩んできたか。大切なことを見失ってこなかったか。
「聖なる空間の創造」。これは私のテーマです。ここに祈りがあり、み言葉があり、恵みがあり、救いがある空間。神様を第一とする空間を創り出していくこと。さらに広島教会が祝福の基となること。コロナ禍にあって教会に救いがある。平安に満たされる居場所がある。聖なる空間とは神様のみ言葉に出会う場でありたいと思います。