熊本球磨村災害支援のために人吉多良木仮設を訪問してきました。球磨村神瀬地区のほとんどが水没しており、村から50キロ離れた場所に仮設住宅があります。現在では村に帰ることができるかわからない状況です。いまだに泥に埋まった家の泥出し作業が行われています。重機作業をしているのは僧侶たちです。全国から僧侶仲間が来ておられました。仏教の底力を学ばせていただきました。地元に生きておられます。
今回の支援は、メッセージ付不織布マスクを届けました。人吉でコロナ感染が2人でたということです。コロナ禍が仮設に迫ってきている状況でした。求められたものは使い捨ての不織布マスクでした。仮設のお年寄りと重機作業の僧侶に届けました。そこで箱にメッセージを書いて届けるプロジェクトを行いました。90世帯ありますから100箱用意しました。マスクは古川さんのつながりですぐに用意できました。メッセージは九州学院のチアダンス部が書いてくれました。今回の支援活動でもつながりをフルに活用させていただきました。
松山千春という歌手の言葉に「知恵がある奴は知恵を出そう。力がある奴は力を出そう。金がある奴は金をだそう。『自分は何もだせないよ』っていう奴は元気出せよ」というのがあります。自分には何があるだろうか。それを出しているか。自分にあるのは現場・被災者と支援者のつながりです。そのつながりをフルに活用し、声がかかった時にすぐに動き、出会いをとおして被災者の皆さんが元気になればと思います。
イエス様は「つながっていなさい」と言われます。支援活動も一時的ではなく、継続できるつながりを大切にしていきたいです。どれだけ現場とつながれるかを考えています。イエス様とつながる私たちとつながることの意味は大きいです。