コロサイ 4:5 時をよく用い、外部の人に対して賢くふるまいなさい。
コロサイという都市は、現在のトルコ西部にある小さな都市でした。ここでも間違った教えに悩まされています。コロサイに伝道をしたのはパウロ自身ではなく、弟子のエパフラスでした。パウロはエパフラスからの報告を聞き、間違った教えが人々の中で広がっていくことを脅威に感じています。それに対して正しい福音理解に立つようにと教えています。そのためには、いまの時をよく考え、賢く振る舞うことだと言うのです。
我が家にサンタクロースが来なくなって10年位たちました。しかし、プレゼントは毎年届くことになっています。なんだか夢がない話です。そこで家族で話し合いをもち、クリスマスプレゼントは待降節第1主日(11月の終わり)に届くことにしました。ただし約束はクリスマスの朝まで開けてはいけません。中身はわかっているものと、そうでないもの(他から届く)をツリーの下に置いてあります。こどもたちは毎日それを眺めてワクワクドキドキすることになるのです。贈り物をすぐにあけずに、それをあけるまでの時間を楽しむことも必要な時のように思います。
パウロは「時をよく用い、外部の人に対して賢くふるまいなさい」と教えています。いまがどんな時であるのかを考え、時をとおして何を学ぶかを知ること。その上で時を用いていくことを教えているのです。私たちはいまクリスマス前の待降節を過ごしています。これも一つの時です。この時を考え用いて、クリスマスを迎える者でありたいと願います。
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