詩篇 38篇 主よ、わたしを見捨てないでください。わたしの神よ、遠く離れないでください。
私たちは人生のなかで、「ああでもない、こうでもない」と思い悩んでいることがあります。そんなときは誰かにそのことを聞いてもらいたくてしかたがありません。しかし、聞かされている方はたまらないのです。
あるとき話を聞きながら「勝手に悲劇のヒロインでもやっていれば」と思ったことがありました。神様はいかに忍耐強いことでしょうか。話しを聞くことは大変なことです。堂々めぐりに付き合うことはもっとも忍耐を必要とするのです。
本日の詩篇をみると、神様はよくここまで人間の『ぐち』を聞かれるものだと思います。しかし、これもダビデの賛歌・神様を讃美する歌なのです。神様に、ここまで安心しきって訴えているダビデはすごいといえます。「神様なんとかしてくださいよ~」と甘えているようにも聞こえますし、「なんとかしたらどうだ」と言っているようにも聞こえます。しかし、どちらでもよいのです。徹底的に神様を信じている姿なのですから。
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