マタイ 16:9 まだ、分からないのか。覚えてないのか。
イエス様は弟子たちに「ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種によく注意しなさい」と言われました。ところが弟子たちはこれを「パンを持ってもなかったから」イエス様に注意されたと議論を始めたのです。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。自分たちのことばかりを考えていたからです。イエス様の御心を理解するには、まず自分をおいて御言葉に集中することが大切です。
『妻が離婚を決意するとき』というコラムを読みました。そこには次のように書かれてありました。「妻が高熱を出して寝込んだ。出勤前、夫がやさしく言った。『いいよ、いいよ、寝ていなさい。夕食は外で食べてくるから・・・』。これを聞いて、妻はひそかに決意した。『治ったら、すぐリコンする』と。」なぜ妻は離婚を決意したのでしょうか。これが理解できない人は、もう少し自分のことばかり考えないで、相手のことも考える必要ありです。
イエス様は、弟子たちの物分りの鈍さに「まだ、分からないのか。覚えてないのか」といわれました。そのことは「信仰の薄さ」であるとも言われました。私たちはしっかりイエス様を見つめていないと、まったく違うことを考えてしまうのです。イエス様から目をそらせていくことが、信仰の薄さにつながっていくのです。