ローマ 3:22 イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。
ローマ書の中でも有名な箇所です。「神の義」は律法を守る、守らないには関係なく、イエス・キリストを信じる信仰によって、信じるものすべてに与えられるとパウロは教えています。ここを、「イエス・キリストが信じることにより」と読むこともできます。どちらにせよ、神の義が信仰により、一方的に、普遍的に与えられていることの恵みだと言えます。
昨日、通りすがりに前を歩いている女性の声が聞こえてきました。「私の生き方は他力本願。人からやってもらうことばかりだから楽よ。何もしないですむもの」と。これは大きな間違いだなと思いました。他力本願の基本には「信じる」ということがあります。なんでもタダやってもらうことが他力本願ではないのです。信じるという基本がしっかりあってこその他力本願であることを教えてあげたくなりました。
パウロは「イエス・キリストを信じることにより」と言います。信仰の問題です。信仰が確かなものとされるとき、すべてに与えられる神の義です。与えられた信仰のもとに生きていくこと。他力本願も信じるということからすると、楽なことではないと思いますが・・・。