ルカ 18:40 イエスは立ち止まって、盲人をそばに連れて来るように命じられた。
イエス様がエリコという街に近づかれた時、ある目の不自由な人が物乞いをしていました。イエス様がそばを通られるときいた彼は、「わたしを憐れんでください」と叫び続けます。あまりに騒がしかったのか、人々は彼を黙らせようとしたのです。それでも彼は叫び続けました。するとイエス様はそれに気がつき、立ち止まられたのです。
アメリカの話題ですが、ホーム動画というものが人気だそうです。自分が買ったものを紹介した動画をウェブページでアップするのだそうです。人気がでると、毎日何十万件というアクセス数になるといいます。小さなテレビ番組作りのような感覚ではないかと思います。これに熱中しているのは家庭の主婦たちです。彼女たちに何が楽しいのかを聞いてみると、自分の感性に「反応がある」ということらしいです。簡単なコメントでもいい。とにかく誰かからか「反応」があることで、自分を確認できるというのです。自分が生きていることに、何か反応を感じるときに生きがいが見いだせるのです。
目の不自由な人の叫びに、イエス様は立ち止まるという反応を示されています。彼のために進む足を止められたのです。この反応は彼の救いへとつながっていきます。イエス様が「何をしてほしいのか」との問いに、彼は「主よ、目が見えるようになりたいのです」とすぐに答えました。この反応が信仰というものです。