ガラテヤ 6:4 各自で、自分の行いを吟味してみなさい。そうすれば、自分に対してだけは誇れるとしても、他人に対しては誇ることができないでしょう。
パウロは「信仰に基づいた助け合い」について語っています。その中で大切なことは「互いに重荷を担う」こと、「自分を吟味する」ことだと教えています。他者と比較するのでなく、奉仕の行いを自分自身で吟味すれば、その行いは神様の恵みに基づいていることがわかるというのです。すべては神様からいただく愛によって互いに仕えなさいと教えています。
ネットで「2度と行きたくないレストラン」アンケートがありました。いくつかの項目があり、上位からは「料理がまずい」「店が汚い」「トイレが汚い」があがっていました。しかし、ダントツで1位だったのは、「店員の態度が悪い」という項目でした。集計の結果、半数以上の人がこの項目にチェックしていました。ということは、料理よりも何よりもそこに働く「人」の問題なのでしょう。自分が客として迎えられているか、心地よく過ごすことができる配慮があるか。それらによって味も変わるのかもしれません。
パウロは「各自で、自分の行いを吟味してみなさい」と忠告しています。自分で自分を吟味することは大変難しいことです。大抵は自分には優しくありたいからです。しかし、すべての奉仕、働きの源には神様の愛がある。そのことに気づくことが大切なことなのです。「自分だけでなく、相手のことも考えない」とも、パウロは教えています。すべての働きの中で常に自分を吟味していきたいと思います。