箴言 26:11 犬が自分の吐いたものに戻るように、愚か者は自分の愚かさを繰り返す。
箴言の26章は「愚か者」と「怠け者」がのべられています。「愚か者」とは24節に「自分を賢者と思い込んでいる者を見たか。彼よりは愚か者の方がまだ希望が持てる」といわれるように、自分が賢いと思っているものが、結局は一番「愚か者」であると言われています。自分自身が見えてないということでしょうか。
ラジオで「男性の恋愛と女性の恋愛の違い」という話をしていました。一番の違いは恋愛が終わったあとにあるという話です。恋愛関係が終わったあと「男性の恋愛は犬型トイレ、女性の恋愛は猫型トイレ」と言っていました。よく聞いてみると、犬は自分がおしっこした場所に何回も戻っては確かめる。猫はおしっこした場所には振り向きもしないと。男性は終わってしまった恋愛に未練があり、そこから抜け出すには大変で過去ばかり追い求める。女性はたえずスパッと切りかえるのは上手で振り返らないと。恋愛も時間も決して戻らないのだからと。「男性って愚かな存在」と笑っていました。それが愚かかどうかは考えてみる必要がありますが、そこにずっと留まって抜け出せないのは愚かだなと思います。
箴言は「犬が自分の吐いたものに戻るように、愚か者は自分の愚かさを繰り返す」と言っています。このポイントは「愚かさを繰り返す」ということです。学んだことを次に生かせない。過去に囚われすぎる。そこから前にすすめない。それは神様の前には愚かなことです。なぜなら、神様は戻るのではなく、それを学んで前へ進むことをよしとされるからです。