出エジプト ２０：１６ 隣人に関して偽証してはならない
旧約聖書には、神様がモーセを通して民衆に与えた律法が記されています。その元の元が「十戒」といわれるものです。人間が生きていく中で最も大切な戒めが24個にまとめられています。その中に「偽証してはならない」があります。簡単にいえば「ウソ」をつくなということでしょう。
武蔵野教会の礼拝式文には「ざんげ・罪の告白」の所に、モーセの十戒が書かれてあります。沈黙のうちに各自の１週間を振り返るとき、この十戒に照らし合わせてみましょうという意味です。この沈黙の時間に私などはすぐに違うことを考えてしまいます。お昼は何にしようかとか、今日の予定は何だったかとか。そんなときにこの「十戒」に従って振り返ることで集中できることがわかりました。先週はこの「偽証してはならない」に引っかかったのです。
たいてい「ウソ」の始まりは小さなことです。これが積み重なっていくと、取り返しのないことになります。また、この「ウソ」に合わせて生きていくということにもなりかねません。ある本の中に「ウソはクセになる」と書かれてありました。よくわかりました。クセになったら大変です。
毎日の生活の中で、モーセの十戒を心に留めて過ごしたいと思います。また、小さなウソから始まることを避けて、たえず自分を省みる今日でありたいものです。一番危険なのは「自分にウソをつくこと。それがクセになっていること」かな？と思います。