2コリ 4:18 わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。
パウロはコリントにいる信徒たちにむけて、信仰によって生きる励ましを伝えます。「四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない」と、はっきり宣言しています。そこまではっきり言えるのは、「見えるもの」ではなく「見えないもの」の力を知っているからです。神様に関わることは「見えない」ことが多いものです。しかしそれを信じる「信仰」が私たちを救いへと導くのです。
ある遊園地のお化け屋敷にいきました。そこではまず1つの部屋に数十人が入れられ、お化け屋敷の案内人の声がします。壁掛けの絵から声が聞こえてくるのですが、その絵が少しずつ縦に伸びていくのです。「なんで」と驚きました。すると隣にいた娘が、「お父さん、これ部屋全体がエレベーターで、床が下がっているがけだよ」と教えてくれました。見えるものに頼っていると、騙されることが多いのでしょう。冷静になって考えると「なあんだ」と思いました。
見えるものに騙されることはよくあります。心の状態も同じです。試練、患難、苦しさだけに目をとめていると、そこで神様が示されている見えない恵みに気がつきません。見えない神様の恵みや出来事に目を注ぐ信仰をもって今日の一日を歩みましょう。