マタイ 13:44 天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。
有名な天の国のたとえです。あまりにも有名すぎて、本来の意味を間違って捕らえているかもしれないと、つねに思います。
さて、天の国のたとえのなかで、「持ち物をすっかり売り払って」という言葉が2回でてきます。このみ言葉はどうして強調されるのでしょうか。この一点に絞って考えてみました。いったい私たちの持っている物とは何でしょうか。実は私たちは良いものだけを持っているわけではありません。むしろ悪い物を持っているほうが多いかもしれません。天の国はそれら良いものも悪いものもすべてと交換されると読めました。
イエス様の十字架にて、私たちが「持っているすべて」と「天の国」をすでに交換してくださったのです。ですから、必要なものは信仰のみです。全てを売り払ってと考えて、できないとなげくのではなく、すでに出来てしまっていることへと感謝しましょう。すでにイエス様とともにいることが、天の国なのですから。