ルカ 1:37 「神にできないことは何一つない。」マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」
とても有名な「受胎告知」と呼ばれている箇所です。イエス様の母となること。思ってみただけでも大変なことだったでしょう。マリアはその頃、14歳~16歳と言われています。突然に天使ガブリエルから告げられたことへの戸惑い、葛藤もあったでしょう。また、人からみた自分、家族のことが気になったかもしれません。この出来事はマリアにとって、試練・苦しみとしかいいようがなかったことでしょう。ところが、マリアはそれを乗り越えたのです。どうやってそれを乗り越えたか。「神が共にいてくださる」と「神にできないことは何一つない」という「2つのみ言葉」によってでした。このみ言葉に「YES」とこたえたのです。
どんな痛みや苦しみの中にあっても、神様のみ言葉に「YES」と言えるかを問われます。そこには「神様はできる」ということへの信仰が必要です。しかし、その信仰は「神様が共にいてくださる」というみ言葉によって、神様から先に与えられています。
いよいよクリスマスが近くなってきました。今年を振り返り、神様のみ言葉にそれだけ「YES」と言えたでしょうか。小さな「YES」の積み重ねを振り返るときに、神様の導きを知ることになります。