ヨハネ 15:14 わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。
イエス様は、十字架におかかりになる前に「告別説教」をされています。その中で「わたしの命じることを行うならば」と言われました。イエス様は弟子たちに何を命じられたのか。それは「互いに愛し合う」ことでした。それだけでなく「それを行う」ことです。愛し合うことを「学ぶ」だけでなく、それを「行う」ことを求めておられます。
「家庭科の授業になぜ調理実習があるか?」という本をよみました。これは授業内容の本ではなく、脳科学の本です。本には「知識だけでは感動は生まれません。知識を身につけた上で、それを使うことで感動は生まれる」と書いてありました。私たちは料理を作る時に、理屈・知識から教えられます。グザイを切って、調味料を何グラム入れてと。これはレシピの勉強です。それだけでは料理に興味を持つ子どもなどいません。それは知識だからです。だから調理実習をして、自分でやってみて、教科書には書いていない自分の好みの味を発見して分量をかえて、つくる楽しさと食べる感動が生まれるのです。つまり、基本的な知識は、より良くするために活用することで生きてくるのです。
イエス様は「わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である」と言われました。愛し合うことだけを学んだだけでは知識のみとなります。それを行う時に初めて、私たちはイエス様の共に働く友となる事が出来るのです。総会で決められたことを「行う」ことによって、神様の御心を実現させていきたいと思います。
<音声朝礼は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>
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