東松島市の被災地を訪問しました。たくさんの被災地をほうもんさせていただきましたが、東松島ははじめての訪問です。また、はじめて救援物資をもって避難所へいきました。
東松島市でも島の方にある室浜地区センターです。写真をみていただければわかりますが、これが本日の状態です。つまり2ヶ月以上たってもまだ手がつけられてません。なぜでしょうか?それは地区全体が津波によって破壊され、再生することができないからです。そこで地区の人たちはすべての家屋の撤去を決断されたのです。そこに住むわけではないので、撤去も一番あとまわしになるということでした。ですからいまだに3月11日のまま残っているのです。私ははじめて救援物資をもって避難所を訪問しました。醤油、味噌、塩、調味料。今日から自衛隊の炊き出しが終わったため、自分たちで食事をつくらねばならないということでした。
センターの代表に挨拶をしにいきました。すると、牡蠣の養殖の種付け用ホタテ貝の整理をしておられました。津波の爪跡がそのまま残る家、その向こうの海を見ながらのさぎょうです。けっしてあきらめてはおられない。明日の生活のための一歩を踏み出しておられるように思えました。
ルーテル支援が、みなさんからいただく募金は確実に被災者に届いています。そして寄り添いながら明日を見つめています。イエス様が共に歩んでくださるから、今日もまた元気で被災地に入っていきます。