ローマ 5:5 希望はわたしたちを欺くことがありません。
パウロは、信仰によって義とされたわたしたちは神様との間に平和を得ているといいます。そのおかげで恵みを受け、神様の栄光にあずかる希望を誇りにしているといいます。この希望が私たちにとっていかに大切か、神様が与える希望の意味を教えてくれるのです。
石巻ボランティアセンターの朝7時半には、ピースボートさんの歌が響いています。彼らは「アンパンマンの歌」を毎朝歌うのが決まりのようです。いつ頃からそうなったのかはわかりません。ただみんな元気に楽しく歌っているのが特徴です。他のところでは「銀河鉄道999」の歌も聞かれます。歌が人々の心に元気を与えているように思えます。最近では阪神淡路大震災後に小学校の先生がつくって子どもたちと歌われた「しあわせ運べるように」という歌が聞こえてきました。これは被災者の方が歌っておられます。「地震にもまけない強い心をもって、なくなった方々のぶんも、毎日を大切に生きていこう。傷ついたふるさともとの姿にもどそう、支えあう心の明日への希望をむねに」。2番では「地震にも負けない強い絆をもって」と歌われます。歌声を聞きながら多くのボランティアが涙しています。そしてそこからまた希望と絆をもって現場に出かけるのです。
パウロは「希望はわたしたちを欺くことがありません」と教えてくださいました。どんなに試練の中にあっても、神様によって創造された希望が、私たちを導いてくださいます。この希望を受け取り、この希望によって生かされる事が今日を生きる源となるのです。