ルカ 18:5 あのやもめは、うるさくてかなわないから、彼女のために裁判をしてやろう。
イエス様は「気を落とさずに絶えず祈らなければならない」ことを教えるために一つのたとえを語られました。神も畏れず、人を人とも思わない裁判官と、無力なやもめの話です。やもめは裁判官に正しい裁きを求め、執拗に求め続けます。すると裁判官もうるさくてかなわないとやもめのために裁判を行うという話です。裁判管もあまりにも執拗なやもめにいっぱいいっぱいになり、求めに動きはじめたというのです。
被災地ボランティアに女子高生がやってきました。学校で募集したところ多く集まりすぎて抽選したということです。ルーテル支援では3回ほど受け入れました。午前中は野外活動、午後は仮設支援というプログラムを用意しました。実際の被災地を自分の目で見て頂くこと。被災地の中で作業をすることで感じる思いを大切にしていただきたいと思いました。また仮設住宅では被災者の方々と交流し、被災者の方々の思いを受け取って心に刻んでほしいと願いました。まだ高校生の皆さんでしたから、目の前の作業にいっぱいいっぱいでしたが、それでも少しずつ会話ができてよかったと思います。被災地での経験は今後の人生に大切な時間だったと思える日がくるのを祈っています。
イエス様はやもめと裁判官のたとえで「気を落とさずに絶えず祈る」ことを教えられました。やもめも裁判官も「いっぱいいっぱい」の状態でした。しかし、そこから見えてくるものがあります。一生懸命に仕えるからこそみえるものです。それはあとにわかることかもしれません。振り返った時、自分たちの人生が神様に導かれてあったことを確認できればと願います。