ルカ 1:30 天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。」
教会の暦では、昨日3月25日が「主の母マリアの日」になっています。クリスマスの日から逆算して「受胎告知」を記念したひとしてさだめられました。この日、おとめマリアのもとに、天使ガブリエルがやってきてイエス様をみごもったことを伝えました。
受胎告知の隠れたテーマは「信頼」です。この信頼という目にはみえないことを受け入れることができるかということです。マリアは天使ガブリエルの言葉を信頼しました。神様の御言葉を信頼したのです。「主があなたと共におられる」という御言葉がアリアを根底から支え、この御言葉のゆえに「お言葉どおり、この身になりますように」と告白しました。いろいろな恐れがあったことでしょう。神様をあるがままに受け入れる信頼をマリアはもっていました。
東日本大震災救援活動の中でルーテル教会救援がいただいたものは「信頼」でした。いまでも被災地では「ルーテルさん」と呼ばれています。この信頼を与えられたのは信仰によるものです。全国・全世界の方々の祈りと支援に支えられた活動が信頼されたのです。この信頼の種をこれからも大切にしていきたいと願います。
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