ルカ 10:1 主はほかに七十二人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。
イエス様は七十二人を選び、宣教へと派遣されました。その時、「何ももっていくな」「途中でだれにも挨拶するな」と言われています。まず福音を宣べ伝えることが急務であるといわれるのです。一番の目的は「神の国が近づいた」ことを伝えることです。この目的をはっきりさせ、共有し、派遣されたのです。
「会議とは人の仕事をやめて行う仕事である」という定義があります。事務局長を終えるにあたりこの4年間の会議を振り返っています。私たちが行った会議は「会議をおこなうための会議」ではなかったかと反省しています。「会議とは人の仕事をやめて行う仕事である」という定義をまず考えるべきでした。この会議は、人の仕事をやめておこなう必要がある会議か。それにふさわしい人を集めているのか。目的に添った人を集めて、効率よく会議ができたか。会議を改革する中で問うてきたことでした。昨日行われた子どもキャンプの会議は「目的が明確である」「必要な人が集まった」「役割が明確化されている」「それぞれが貢献している」会議でした。このような会議はみな満足しましたし収穫がありました。会議はこうでなくてはいけません。つまり目的がきちんと共有できていたのです。
イエス様は七十二人を任命されました。そして「御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた」とあります。そのときに、目的、人、手段、貢献をはっきり伝えておられます。そして一番大切な「神の国は近づいた」という福音を伝えることを命じられました。これらのことが共有できていた弟子たちはおおきな収穫をもって帰ってきたのです。
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