創世記 12:4 アブラムは、主の言葉に従って旅立った。ロトも共に行った。アブラムは、ハランを出発したとき七十五歳であった。アブラムは、主の言葉に従って旅立った。ロトも共に行った。
アブラムはのちのアブラハムで、信仰の父と呼ばれています。このアブラムの何が信仰の父と呼ばれるか、それは主のみ言葉に従ったということのみです。パウロはローマの信徒への手紙の中で、「アブラハムは神を信じた。それが、彼の義と認められた」と書いています。「アブラハムの信仰が義と認められた」と繰り返されるように、大切なのは「信仰」であり、それを神様が「義」と認めてくださるということです。
昨日は、牧師として共に働いている家族の記念会がおこなわれました。彼は一人息子と思っていましたが、幼くして天に召されたお姉さんがおられたのです。このお姉さんの存在が彼に与えているものは何だろうかと考えていました。あるとき彼は講演のなかで、自分の信仰について話したことがあります。テーマは信仰の継承でした。彼は「自分の親は牧師だけれど、父母から信仰を継承してもらったことはない。継承ではなく同じ信仰を共有しているだけ」と。イエス様を信じる信仰を共有しているということは素晴らしいことです。生まれる前に天に召されたお姉さんとも、その信仰は共有されているのだと思います。
神様はアブラムに突然「示す土地へ行け」と言われました。アブラムは「主の言葉に従って旅立った」のです。この単純な出来事が、実は私たちにとって最大の出来事でもあるのです。神様の言葉を信じて歩むとき、大いなる祝福を得ると約束されているのです。私たちはいつもイエス様から信仰をいただき、一人でも多くの人と共有していきたいと思います。
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