大江教会に赴任させていただき1週間がすぎました。しかし、もう10年もいるような気持ちです。それほど密度の濃い時間を過ごさせていただきました。
6月7日に、愛するT兄、S姉を天国におくりました。1日にお二人の方の臨終に立ち会わせていただきました。お二人ともそれぞれの人生を生き抜いた生涯でした。家族のみなさんにどれだけ愛されておられたかをしる時でした。
Tさんは家族に囲まれ「パパ、ありがとう」という感謝を確かに聞かれての召天でした。人間は最後まで耳が聞こえるといいます。その耳で「ありがとう」の言葉に送られながらの旅立ちでした。
Sさんは、ご主人をはじめお子様、お孫さんに囲まれての召天でした。大好きなおばあちゃんの旅立ちでした。お孫さんたちの号泣のなかで旅立っていかれました。どちらも素晴らしい天国への凱旋でした。
私の牧師人生の中で、同じ日にお二人を天に送る経験ははじめてでした。日程をやりくりしながら、しかし、お二人とも望むかたちで神様がご用意してくださったのです。Tさんは大好きな九州学院のチャペルで、Sさんは教会の礼拝に参加してその後告別式となりました。神様のご配慮は奇跡をいとも簡単にされるのです。神様にすべてをお委ねる信仰においてその奇跡は生まれてくるのです。
赴任した日、大江教会1000人礼拝の計画をしました。実はこの3日でそれがかなえられ、次なる幻をみせていただきました。なんということでしょうか。神様はさすがです。