詩編56:2~3 神よ、わたしを憐れんでください。わたしは人に踏みにじられています。戦いを挑む者が絶えることなくわたしを虐げ陥れようとする者が、絶えることなくわたしを踏みにじります。高くいます方よ、多くの者がわたしに戦いを挑みます。
巡礼の旅の第3留は「東松島野蒜小学校」です。この小学校の体育館で多くの方が津波にのみこまれました。体育館の中に渦巻ができ、そこに子どもお年寄りが巻き込まれたといいます。津波がひいたあと、そこには下半身が裸になった遺体が泥まみれで寝かされていたそうです。助かった子供たちは「寝ている人を起こさないでいいの?」と泣いていたそうです。隣には3階建ての小学校があります。そこに避難していれば助かったと言われました。なぜ鍵がかかっていたのか。それは避難マニュアルには体育館が避難場所と書かれてあったから。そうだったのか。本当はわかりません。ただ貴い命がここで天に召された事実だけが残っています。
イエス様は十字架の重さに耐えきれずによろめき、倒れられました。誰も助けてくれる人はいなかった。反対に罵声と怒号が飛んできました。イエス様はこれでもかという痛み苦しみの中でなおも一歩、ゴルゴタの丘に近づいて行かれます。痛み苦しみの中で私たちがみるものは、そこにこそ十字架の主、イエス様がおられるということです。
【第三留 イエス、初めて倒れる】
祈り:十字架の重さによろめきながら、人々のあざけりと、ののしりの声の中を、主は静かにカルパリの道を歩かれます。苦しみと、人々のむごい仕打ち、痛みの中で力もつき、十字架のもとに倒れられます。
ある時には、負うべき自分の十字架が、自分の力を越えたものに見え、苦しみと疲れに「もうだめだ」というひと言がもれる時があります。
あなたと共に葬られ、あなたと共によみがえらせてください。
<音声朝礼拝は「神様の色鉛筆」でどうぞ!>