「牧師さんは聖書を全部読まれていますよね」と言われることがあります。通読回数だけでいいなら、はっきり答えることができます。神学生の時から毎日の信仰日課として聖書通読を始めましたから、旧約聖書は28回、新約聖書は120回以上を通読しました。聖書は毎日5章を読めば1年で通読できるようになっています。
なぜ聖書通読をはじめたか。ある老牧師の言葉からでした。「信仰者は年齢の数だけ聖書を通読すること」「聖書を読んでいれば必ず守られる」「健康でいられる」というものでした。ただ読むだけで何になるのかと思いつつ通読を開始しました。牧師になるのに聖書を通読したことがないとは恥ずかしいと思ったからです。あれから毎日聖書を5章ずつ読んで32年になりました。海外にいっても毎日。振り返ると、すべて守られ、恵まれてここまできました。老牧師の言われたことは本当でした。
ということで、9月から新しいプロジェクトを始めようと思いました。教会の講壇用聖書の通読です。毎日5章読めば1年ですべてのページが開かれることになります。教会の礼拝で用いられる聖書が、開かれてないページがあるのは情けないなと思います。プロジェクトはこうです。毎日5章ずつ誰かが礼拝堂で読んでいきます。担当表をつくります。ご自分で時間のつくとき、必ず礼拝堂で読む。出来る方でいいです。牧師は毎日できますが、牧師が留守の時もあります。留守でなくてもとにかく一人1回は5章を読んで1年で通読しませんか。「講壇用聖書通読プロジェクト」です。
この礼拝堂で聖書が通読されれば、きっと新しい変化がおこります。大江教会礼拝堂がここまで整えられました。つぎは祈りと信仰を深めることが求められています。み言葉の上に立つ教会となるために。ぜひ皆さんで通読しましょう!